それが自分流の車中泊・・・でも楽しいから続けてるんでしょうね
もう30年以上前の話、オフロードバイクに一人用のテントを積んで、北海道を約一ヶ月ほどソロツーリングした時のことです。
連日のテント泊に少し疲れて、その日はユースホステルに泊まらせてもらうことにしました。
そこでふと手に取った協会の機関紙だったかと思うんですが、海外旅行でユースホステルを利用している日本人の手記が目に留まったんですね。
書かれていたのはユースホステルの炊事場で、片付けをしながら外国人旅行者と交わした会話の内容についてでした。
その外国人旅行者曰く「少しでも遠くへ行きたいから、旅費を節約するため自炊して旅を続けている」と話したそうです。
続けて言うには「日本人旅行者の多くは、若い人でも高級リゾートで豪華な食事や高額なブランド品などを買い求めるような旅で、遠く見知らぬ土地へ、少しでもその先を目指すような旅じゃない」と・・・そんな内容だったかと記憶してます。
時代はバブルがはじけて数年経った頃でしたから、まだ日本人がバブル景気に浮かれていた当時の様子を語っていたのではないかと勝手に想像しました。
その時の私と言えば、取りあえず手元にあったわずかな現金を握りしめ、7月後半に辛うじて往路のみ予約が取れた新潟港発小樽行きの新日本海フェリーへと、具体的な計画もなく乗り込んだんです。
日程も決めていないものだから、なるべく節約を心掛け、食事は当然のことながら自炊メインでした。
内容はキャンプ場で米を炊いて缶詰をおかずに食べたり、袋ラーメンを茹でたり、時には食パンにマヨネーズを塗りたくった「マヨネーズパン」などで、栄養価からすれば最悪ですけど、今思えばまぁ二十歳そこそこの若さだったから身体も対応出来たんでしょうね。
でも・・・そんな状況に身を置いても・・・何故か楽しかった・・・変人ですね(;´∀`)
そんな貧乏ソロツーリングだったから、余計にその手記の外国人旅行者の言葉に共感し、些細な出来事が30年以上も時が流れたのに記憶に残ってるんでしょう。
月日は流れて・・・今現在はどうかと言えば・・・多少の違いはあるにせよ・・・。
バイクが中古キャンピングカーにとって代わり、キャンプ場やユースホステルでの宿泊が車中泊に変わっただけで、貧乏で節約しなければならないのは当時と変わってないじゃんとひとり苦笑いです・・・あははっ(;´∀`)
古ぼけたキャンピングカーでよそ様から見れば、かなり哀れに思うかも知れないけれど、当の本人はそれなりに楽しんでます。
他人の目が全く気にならないと言ったら、それはウソになりますけど(笑)
高価で贅沢なキャンピングカーに憧れもありますが(実際買えませんが)、自分が末永くキャンピングカーライフを楽しむためには、先に紹介した「節約して少しでも遠くへ行きたいから」の言葉が私の想いに重なるんですね。
周りに迷惑を掛けないことを前提に、他人の目を必要以上に気にし過ぎたり、自分と比べることなどせず、自分流の車中泊を楽しみたいと、ふと思い立ちブログ記事に綴ってしまいました(^-^;
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