「赤い糸祈願際」で小指に赤い糸を結ぶ高崎白衣大観音(たかさきびゃくえだいかんのん)
群馬県高崎市のシンボルと言っても過言ではない高崎白衣大観音。
ここ最近テレビ東京の放送番組で、2/26(土)出没アド街ック天国の高崎特集では堂々の第一位。
また3/5(土)の土曜スペシャルでは「ザキヤマの街道歩き旅2 中山道浦和~高崎白衣大観音では旅のゴールとして登場されておりました。
今回の記事はそんな高崎白衣大観音に参拝して来た内容です。
2022年2月27日(日)のことです。
コロナワクチンの集団接種会場となったGメッセ群馬からの帰路、そのまま真っ直ぐ帰宅するのも勿体無い気がして、前日テレビ東京で見た出没アド街ック天国に登場していた白衣大観音へ、久し振りに立ち寄ってみる事にしました。
路駐している車もありますが、ちょっと歩くことを覚悟して頂き、高崎市染料植物園の無料駐車場に車を停めるのがよろしいかと思います。
コロナワクチンの3回目追加接種をした後でしたが、3回目ともなれば何となくその後の体調も想定の範囲内で、まぁ激しい運動でないのなら、ゆっくり林間の遊歩道を歩くのも問題ないでしょう。
モデルナ3回目のワクチン接種容量は、1回目と2回目の半分とも聞いていたので「まぁ楽勝だね」なんて・・・。
このひびきばしからお見受けする白衣大観音の斜め後姿は、その柔らかな曲線を描くシルエットから、とても柔和で穏やかな美しさを感じずにいられません。
間近で参拝も良いですが、少し離れた場所からその美しいお姿を見るものおすすめです。
昭和の面影を残す通り沿いにあるお土産屋さん。
一昨年の5月は初めての緊急事態宣言の最中、学校が休校中だった息子を連れて、なまった身体を動かそうと訪れて以来です。
その時は新緑と日差しの暑さから、ペットボトル飲料を買って喉を潤した想い出がありましたが、この日はお店の方の姿が見えません。
店先に貼り出された手書きの休業案内。
奥さんを思う店主の気持ちが伝わって来て、ついカメラのシャッターを押してしまいました。
これもコロナ禍がもたらした事・・・一日も早く日常が戻って来て欲しい。
お土産やさんの前を過ぎて間もなく、白衣大観音様の全容が目に飛び込んで来ました。
まだ春と呼ぶには早い青空のもと、そのお姿はやっぱりいつも通りお美しい。
慈眼院本堂へと続く階段を上った先に、こんなハート型のオブジェ?がありました。
プレートには「赤い糸祈願際」とあります。
この位置からだと、白衣大観音と赤い糸祈願際のハート型が共に写真へと納められるようになっていました。
スマホを置く台まで用意されていました・・・しかしオッサンひとりでは使う用途もなく・・・恋人同士や仲睦まじいご夫婦ならそのお心遣いに感謝したくなりますね。
そして参拝する際には、お賽銭箱の前にこんな親切なご案内まで・・・。
家族の事、新型コロナ収束、そして遠い外国の地で起こっている争いが一日も早く終わる事をお祈りしました。
そして白衣大観音様のおひざ元へと歩を進めます。
いつもは無い小指に結ばれた赤い糸が、参拝する人々のもとへ向かって下りています。
この写真を撮る直前には、見たところ女子高校生と思われる女の子が、ひとり自分の左手小指に赤い糸を結び、心静かに祈りを捧げている姿がありました。
その光景を見ていたら、なんだか甘酸っぱい10代の頃が一瞬蘇って来ちゃいました。
どうか彼女の願いが届きますようにと思うお節介な50過ぎのオヤジでした。
穏やかにして慈悲深いこのお顔を見ていれば、人間同士の争い事など起こそうなんて思わないだろうに・・・。
中古一眼レフデジカメの望遠レンズを通し、ファインダー越しに見た表情から、そんな事を考えておりました。
観音山の中腹「慈眼院」の境内に立つ、地元の実業家・井上保三郎氏が1936年に建立した観音像。
高さは41.8mあり、肩の位置まで階段で登ることができます。
内部には20体の仏像が安置。
2000年には国の「登録有形文化財」に指定された高崎のシンボルです。
(以上、高崎市プロフィールマップより引用)
幼い頃より何十年もそのお姿を見続けて来て、何十回も訪れておりましたが、テレビ東京の番組と新型コロナワクチン追加接種のお陰で、白衣大観音様により一層親しみと有難みを感じた今回の参拝でした。
高崎はほぼ東京とは思っていませんけど(笑)、都会の良さとは別の意味で、とても魅力的な街だと思います。
しっかりと感染対策をして、「赤い糸祈願際」は大切な人とご一緒にいかがでしょうか。
本日もご覧頂き有難うございます